パチスロにはどの台にも「完全確率のよって抽選されています」と書かれています。

人によってはこの完全確率を嘘だと言う人もいますが、そもそもこの完全確率とは何のことでしょう?
パチスロの完全確率とは、「毎ゲーム決められた確率で抽選を行っている」という意味を持った言葉です。

このように話しても良く解らないという人が殆どでしょう。
実際、私もこの完全確率をしっかりと理解するまでは時間が掛かりました。

そこで今回は初心者にも解りやすいように完全確率を噛み砕いて詳しいお話をしようと思います。

パチスロの完全確率とは?

機種の情報を見ていると「ボーナス確率1/250」といった記述があるのを見たことはありませんか?

あれを見ると多くの人は「250ゲームで当たるってこと?」と思い勝ちです。
しかし、この1/250とは250ゲームで当たるという意味ではありません。

先ほども言いましたが、毎ゲーム1/250の抽選を行っており、それに当たった場合にボーナスが始まるということです。

クジ引きを想像してもらうと分かりやすいと思います。
箱の中に10枚のクジ引きが入っていたとして、その中の1枚が当たりだとすればボーナス確率は10%です。

本来であればクジ引きなので中身が少なくなればボーナス確率もUPしますよね?
しかし、パチスロの完全確率では先ほど引いた1枚のクジ引きを再度箱に戻してシャッフルしてから引き直すという作業を繰り返すのです。
つまり、最初の一回を毎回引き続けることになりますのでボーナス確率は10%から変わりません。

これと同じようにパチスロで1/240と書かれていたとしても240ゲーム以内に当たるという意味ではないのです。

完全確率を否定する人はオカルト

あなたは1~9までの数字をランダムに並べてください、と言われた時のどのように並べますか?

多くの人は「5・1・6・9・8・2・7・4・1」と言ったように数字をバラバラに置くでしょう。
しかし、これは人為的に作られたランダムであって実際のランダムは違います。

極端な例になりますが「1・2・3・4・5・6・7・8・9」とランダムで並べられることもあるのです。

そのため、完全確率だと言っても短期的な偏りが出ることは必ずあります。
ボーナスが連荘してメダルがたくさん出ることもあれば、まったくボーナスを引けずに天井までたどり着いてしまう人もいます。

この偏りから「完全確率は嘘だ!」と騒ぐ人がいるのです。

しかし、その考え方は勝てるパチスロから大きく掛け離れたところにあります。
はっきり言えば、確率を信じないのであればパチスロは打たないほうがいいです。

皆さんも完全確率は嘘なんて妄想にとりつかれないで地道に期待値を稼いでいきましょう。